Zoomによる就職面接ー気づかぬ落とし穴と注意すべきポイントとは?ー
2023/03/25
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。
また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。
そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。
モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!
2020年4月17日現在、新型コロナウィルスの世界的蔓延により世界中で約210万人、日本で約1万人が感染。未曾有の危機を迎えている状況です。
そんな中、筆者は、20年勤めた会社を3月31日付けで退職し、現在も転職活動を行なっている状況ですが、新型コロナウィルスの影響で企業に起こった変化があります。
それは面接試験が、対面から『WEB面接』に切り替わった点です。
実際筆者が受けた面接も、3月下旬以降は9割が『WEB面接』です。最終面接のみ対面で実施の企業もありましたが、一気にWEB面接が定着した感じです。
さて、ここでは、『WEB面接』試験について実際にWEB面接を受けた感触として、気づいた点や注意すべき点など、筆者の感じたことを中心に紹介したいと思います。何か参考になれば幸いに思います。
WEB面接の準備について
『WEB面接』はほとんどの企業が『Zoom』(クラウドコンピューティングを利用したWEB会議サービス)というアプリケーションソフトを使用しています。ですのでまずはインストールから行わないといけません。
事前準備は主に「アプリのインストールと映像・音声の確認」と「映り方の確認」です。
順番に説明します。
アプリのインストールと映像・音声の確認
アプリはPCでもスマホでもインストール可能です。自分がホスト(会議を新規作成する方)ではなく参加者(会議に招待される側)であれば、アカウント登録は不要です。
今回のように面接に参加する場合はアプリだけインストールしておけば問題ありません。もちろん無料です。(Zoom公式サイト)
ただ初めてZoomを使う時や面接のような重要なシーンでは事前にしっかり映るのか、音声は届くのか、それはどのくらいの大きさかといったことを確認しておきたいですよね。
是非事前にテストを行なっておくことをお勧めします。トラブル防止のためですし、以下の「映り方の確認」にも繋がるからです。
その場合、友人や同僚、家族などにお願いしてホストになってもらうことも可能ですし、自分のPCとスマホ(2台目PC)を使っても良いです。
ただ音声の確認は部屋と部屋を隔てた方が確認しやすいのでやはり2人で行うことをお勧めします。
確認作業は、片方がホストになりますのでアカウント登録が必要になります。
アカウント登録にはメールアドレスとパスワード設定が必要になります。
映像がはっきり映るか、音声が届くかの確認をします。
まず両者に重要なのはネット環境です。自宅にネット環境が整ってないとそもそも通信できません。
「SoftBankAir」や「UQWiMAX」など接続工事不要のルーターは速度制限が設けられていますので速度制限がかからないように注意が必要です。
面接日の前日・前々日に引っかかった場合、面接自体ができなくなる可能性もありますので注意が必要です。
映像はウェブカメラなど購入する必要がありますが、PCに内蔵されている場合はなくても問題ありません。お互いのPC等で映像が確認できてれば確認OKです。
音声はイヤフォンやマイクを使用すると音が周囲に漏れず、要らない音も拾わないため快適ですが、面接を受ける企業によって使用するかしないかは検討してください。筆者はあえて使いませんでした。
映り方の確認
相手に与える印象は、対面でもZoomでも等しく重要です。
面接は第一印象で9割が決まるとも言われるほどです。身だしなみ、表情および明瞭な話し方がポイントです。Zoomの場合は、それに加え映る背景も重要だと筆者は考えます。
身だしなみは、業界にもよりますが筆者の場合はスーツです。
下半身は映りませんが面接という緊張感を保つ意味でも全身スーツですね。通常の面接試験を受ける身だしなみにしましょう。
また室内だと、日光や照明も気にかける必要があります。
意外に多いのが照明とPCの位置関係で映る顔が暗くなる場合があります。
やはり映る上半身は明るくするよう対策をとるべきです。
窓側にPCを移動させる、照明とPCの位置を調整するなどしましょう。
筆者は部屋の照明だけだと暗かったためさらに間接照明なども準備して明るく映るよう工夫しました(照明の色味は揃えましょう)。
そして背景も考慮した方が良いです。自分の部屋で本棚やごちゃごちゃした趣味のインテリアなど生活感が出ている背景は不要です。
なるべくシンプルにすべきで、背景は白い壁のように何もないか、それに近い状態にしましょう。
Zoom面接の思わぬ落とし穴と対応
準備が整ったら本番を待ちます。
事前に面接企業からURLが送られますのでクリックするとZoomにアクセスできます。筆者は面接開始時間ぴったりにURLが送られて来たことがあり、その直前の15分間は焦った経験もありました。
また企業が無料登録している場合もあり、その際は40分の制限時間があるため40分で終了することもあります。
無料登録の場合、2人であれば時間無制限ですが、3名以上になると40分の制限時間が設けられてます。事前にそういうことを知っておくのも計画的な面接対策が立てられて良いですね。
以下は筆者の経験したある企業との面接です。3つのトラブルを経験しましたZoomによる面接ならではの落とし穴です。
⑴通信が不安定
企業側の映像がフリーズし、音声だけ届いたり、音声も届かなくなったりしました。
WEB面接なので、そういうことは想定していましたがかなりの頻度で起こったため、面接が中断する事がしばしば起こりました。途中1人の面接官のZoomを切って1画面2名で対応となりました。
この事態に、筆者自身は何度も事前に接続のテストを行って不具合が起こらないことを確認していたため、比較的落ち着いて対応できました。
WEB面接は、システム面と質疑応答面を同時に上手く落ち着いて進行をさせないといけないため、システムトラブルで慌ててしまって質疑応答で失敗をしては本末転倒になってしまいます。
そのためにも上記の『映像・音声の確認』は重要になります。
⑵質疑応答の落とし穴
画面がフリーズすると、音声も続けて聞こえなくなりました。
その直前に面接官側が先に筆者の音声が聞こえなくなっていたようです。
そうすると、質問が途中で途切れる、または解答が途中で途切れることになります。
そして接続を待って再開するまで5〜10秒。
「では先程の回答を続けてください。」と言われますが、慌てたり頭の中がいっぱいの状態だと何をどこまで話したか分からなくなってしまい「申し訳ございません。質問をもう一度お願いします。」と聞かないといけなくなります。
実際面接官の方が「どこまで話してましたっけ?」と聞かれたくらいだったで、これはあり得ることです。
「WEB面接」においては対面以上に内容を、論理的で明瞭にまとめておかないといけません。
筆者の場合はこの途中途切れが頻繁に起こりました。何とか文脈を続けて回答する事ができましたが、油断していると通信状態に邪魔されてしどろもどろになりかねませんでした。
対面以上に内容を明確にまとめておいて、通信が途切れても慌てず回答できるよう準備しておく。これがZoomなどのWEB面接での落とし穴であり対策です。
付け加えておくと、通信状態が悪くなると映像がフリーズしたり、映像と音声にズレが生じます。
それをサインとして捉え、さらに悪くなってきたら、声がけをすることも良いと思います。
「すみません、聞こえておりますでしょうか?」などです。
また面接官の質問内容が全部聞き取れないこともあるため、意思疎通が図りきれない事があります。その際には「申し訳ございません、聞き取りづらかったためもう一度ご質問教えていただけますでしょうか。」と聞いてください。
その方が的確なコミュニケーションが取れPRにつながります。
⑶Zoomの落とし穴
今回の面接では、企業側がZoomを無料登録していたため、40分経ったら突然切断されました。
面接自体はまだ終わっていなかったため、その直後携帯に連絡があり「これから再度URLを送りますのでよろしくお願いします。」と面接官から指示がありました。
再度繋がって再開しました。
このあたりは企業側の対応でいろいろかと思います。無料登録の場合は40分になります(3人以上)のでこの点も前もって覚えておくと良いと思います。
まとめ
筆者が経験したZoom面接をもとに、準備しておくべきことと、落とし穴と対応について紹介させていただきました。
WEB面接と言えども、こちらも企業側も慣れていなかったら、上記のようなバタバタの中で面接試験が進行することにもなりかねません。
面接時に落ち着いて対応するためには、事前の準備が対面面接以上に必要になる事が今回わかりました。
今後この『WEB面接』は一般的になっていくのだと思っています。
普段からZoomを使って、友人や家族とのコミュニケーションなどに慣れておくと良いかもしれませんね。
これからZoom等でのWEB面接を控える方にとってお役に立てたら幸いです。
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そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。
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