「専門学校」と「仕事」の両立は大変?ー1日のスケジュールとは?ー
2023/03/25
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。
また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。
そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。
モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!
前回ご紹介したように40代ながら専門学校を受験し、何とか合格する事ができました。
(筆者が体験した専門学校入試の様子はこちらを参照ください→『専門学校夜間部の入試を攻略! ー面接対策と当日の雰囲気とは?ー』)
いよいよ始まる専門学校と仕事の両立。
ここでは、社会人が仕事と専門学校夜間部を両立する場合、どのような1日のスケジュールを過ごすのか?について紹介したいと思います。
※これは実際に筆者の経験に基づいた記事です。
分野や学校によってかなり差がありますので一例としてお読みください!
1日のスケジュールを紹介!
筆者が通学したのはデザイン系専門学校の夜間部です。
主な特徴としては、デザイン系屈指の名門で授業構成や教員が優れている、また授業と課題(宿題)が非常にハードであることが挙げられます。
という事を踏まえ、筆者が2年間通学した平均的なスケジュールを下記に示しました。
目を疑いませんか?
筆者は仕事柄、この学校の厳しさが有名であることを昔から知っていて、納得済みの受験でしたが
「正にその通り」といった感じでした。
(筆者の職業についてはこちらを参照ください→『40代で専門学校に通おうと思ったきっかけ』)
以下でグラフの内容を詳しくみてみましょう。
起床(朝)
起床は、仕事柄直行が可能な点と、リモートワークをしながら課題処理が可能な点*ということから
7時半〜8時半が多かったです。
出社する日は7時でした。
睡眠時間は6時間を目安にしていましたが結局4時間半〜5時間半が多かったです。
慣れてくると5時間くらい睡眠をとると勝手に目が覚めるようになりました。
それを超えて二度寝すると起きるのが辛くなります笑。
日中は電車の移動中でも寝てしまうこともありました。
とは言え、この状態は体に良いはずはないです。
筆者は何とか体調崩すことはありませんでしたが、クラスメイトの中には体調不良を頻発したり
休学したりする仲間もいて可哀想でした。
気力と体力がかなり重要だという事がわかります。
午前〜夕方
さて、仕事の時間帯ですが、午前中自宅で仕事する場合と直行する場合に分かれます。
自宅で仕事をする場合
電話、メール、資料作成/合間で課題処理。
午後は出社して資料作成などの業務をこなす。
自宅でできる範囲の仕事を処理します。
電話とメールだけでも効率的に仕事を進める事が可能でした。
会社との取り決めとして「前年からのパイプと売り上げを維持する」ことがミッションで、逆算して仕事を進めていきました。
午前中自宅で仕事がこなせるのは、通勤時間がカットされる分、効率的でした。
直行する場合
クライアント先に営業。
ヒアリング、提案、打ち合わせなど。
社内に戻るまでの1時間程度、簡単にできる課題処理を行って帰社する。
出先では直接会う必要がある仕事を行います。
アポの時間にもよりますが、昼食後や帰社の前などで簡単な課題の処理を行ったりもしました。
出先を回ると移動時間も多いため、その時間も有効に使います。
移動時間はアイディア時間に使っていました。
コンセプト、企画案からデザインのラフまで、鉛筆片手にノートを開いてぼーっと考えている時間です。
ひらめきがくると成功なんですが、なかなかこれが、、、笑
筆者は、リモートワーク始めこの仕事の内容や時間について、学業に支障がないよう慎重に
会社に相談し基本的なルールを決めました。だからこそ上記のような仕事の仕方ができました。
逆にいうと、安易に両立を決めて入学しては仕事と勉強の両立が破綻してしまうという事です。
学校の教育方針や勉強量、また資格取得が目的ならそれが達成できるだけの勉強時間の確保を想定、
そしてそれに沿った仕事の仕方や仕事量をイメージしておかないといけません。
具体的な方法については、筆者の体験に基づいて別の記事で具体的に紹介したいと思います。
学校
18:00から始まる授業に合わせて学校に向かいます。
会社の定時を30分繰り上げてもらっていたので*、会社から向かう場合も何とか間に合う時間でした。
直帰の際はそのまま学校に向かいます。
仕事の打ち合わせが長引くと若干遅刻したりしましたが、アポも夕方早い時間に取るようにしていた
ため、ほとんど遅刻はしませんでした。
授業は21:10までの90分×2コマです。
休憩の10分は売店行って小腹を満たしたり、喋ったりして過ごしてました。
授業が終わったらだいたいそのまま帰りますが、22:00に学校が閉まるまで残って課題を処理する
こともありました。
帰宅〜課題
23:00〜1:00頃に自宅に着きます。
とりあえずシャワー浴びてから課題に取り掛かります。
課題の前に復習(電車の中で済ます事も)を行なって、それから取り掛かります。
課題は2:00〜4:00頃までかけて取り組みます。
基本はその日の授業で課された課題について取り組む感じです。
そのため、前日の課題が処理できていないとかなりきつい状態になります。
特にグループワークは、周りにも迷惑かけることになるので早めに処理していくようにしました。
グループワークは特にですが、深夜から朝にかけてグループLINEはいつも活発でした。
朝方までリモートワークしているような感じでしたね。
そして起床の時間を逆算して、切りのいいところで手を休め睡眠を取ります。
基準は3時にしていました、、、が、過ぎることもしばしばでした。
この深夜の課題処理は、本当に体に悪いと思います。
筆者の通った学校は極端かもしれませんが、他の学校でも「両立させる」というだけでも
体力と精神力の勝負になると思います。
「両立」できるだけの体力と、モチベーションの維持が重要です。
それもやはり、いかに「仕事と学校の両立をイメージして入学できるか」が重要なポイントに
なろうかと思います。
最後に。
以上がざっくりとした1日の流れです。
夕食は授業前だったり休憩時間だったり家に帰ってからだったりしました。
あとごく稀に課題が少ない時はチャンスを逃さず授業後、飲みに行ったりしました。
2時間弱の時間に濃密なほどのコミュニケーションとストレス発散と弾けられる時間が持てて、
次へのモチベーションにつながったと思います笑
「*」印は会社との相談の上決めたルールです。
事前に仕事内容及び給与や学校について総合的にルールを決めました。
会社との話し合いについてはこちらを参照ください→『40代で迎えた転職のタイミングー家庭や会社との関係は?ー』
また、その話し合いに先立って筆者が考え抜いて出した両立していくための「仕事と学校の両立できる
方法」と「仕事の取捨選択」については別途紹介させていただきます。
とにかく、これまで紹介したように非常にハードな毎日をこなしていきました。
不用意に入学すると、授業と課題が予想以上にハードで「仕事との両立は破綻」してしまいます。
実際に担任に聞いても、「過去に正社員で仕事しながら通学した人はいなかった」、
或いは「いても2年時には仕事を辞めて学校に集中している」などと言われたので、
この学校においては、筆者は稀有な存在と言えます笑
これは、上記で述べたように「会社との折り合いをつけて」スタートさせた事で達成できたのです。
ではこの折り合い含め、「仕事と専門学校を両立させるには事前に何を準備するのか」については次で紹介したいと思います。
両立を成功させるために考えておくべき事。
学校と仕事でそれぞれ費やす勉強量と時間。
これらを慎重に研究しながらイメージしていきます。
今後、仕事しながら専門学校に通おうと思う方には参考になるのではないかと思います。
最後に。
改めてお伝えしようと思いますが、普通の専門学校ではここまで厳しくはないはずです。
多忙にはなりますが、筆者が通った学校ほど厳しくはないはずですので安心ください。
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。
また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。
そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。
モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!