コロナのリスクは大丈夫?『GoToトラベルキャンペーン』で旅行は行くべき?行かないべき?
2023/03/25
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。
また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。
そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。
モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!
2020年7月22日から始まりました『GoToキャンペーン』。
感染を抑える事が第一優先としつつも、急激に落ち込んだ経済を回復させないといけないという混沌とした環境の中でスタートしましたね!
ここではコロナ禍の中、8月の連休中にどれくらいの人達が旅行に出かけていたのか?
またコロナ対策や3密の状況はどのような様子だったのか?
について、筆者が実際にGoToキャンペーンを利用して地域の様子を見てきましたので紹介したいと思います。
今後の旅行計画や『GoToキャンペーン』の利用に迷ってらっしゃる方々に参考になれば嬉しく思います。
目次
『GoToキャンペーン』を利用して旅行に出掛けた3つの理由
元々予定していた帰省を取りやめることにし、今年はぽっかり約2週間空いてしまいました。家族で「手軽に出掛けられたらいいね。」という話をしていた事が始まりです。
そして、今回筆者が「GoToキャンペーン」を利用して旅行計画を立てた大きな理由は3つあります。
1つ目は、「旅行者の数が相当少ないと判断した。」
ネットやSNSの反応からも「GoToキャンペーン」自体の批判が圧倒的だったため、よって旅行する人も少ないと推測したことです。
また、リサーチ会社(NEXER)が行ったアンケートでは、「GoToキャンペーンを利用して旅行しようと思うか?」という質問に対しても以下のような結果が出ていたことも理由の1つです。
「行きたい」・・・・・・・・・17.8%
「行こうとは思わない」・・・・82.2%
この2点から夏休み期間の旅行者はかなり少ないだろうと判断しました。
2つ目は、「『密』を避けた場所でさらに安心を。」
「密」になる場所を避けた行先選びです。以下は外して考えました。
・テーマーパーク・遊園地など人が密集する場所
・屋内施設などの密閉された場所
・外国人も集まるくらいの有名観光地
これらは外して考えて、その結果密接が起こらない穴場的なスポットを選びました。
3つ目は「『GoToキャンペーン』は正直かなりお得。」
『GoToキャンペーン』は、「旅行商品及び宿泊」が実際の価格よりも35%割り引かれます。
これは「ちょこっと近場で宿泊兼ねてお出かけでも」と考えても、かなり旅費が削減されます。例えば下記を参照ください。
「旅行商品」が1人57,000円のパックがあり4人で利用しようと思った場合の計算です。
通常だと、57,000円×4人=228,000円
これを『GoToキャンペーン』で利用すると…
57,000円から35%割引で約37,000円
37,000円×4人=148,000円
なんと、80,000円もお得になるのです。
(『GoToキャンペーン』の詳細はこちらでご確認ください。)
以上のような理由から『GoToキャンペーン』を利用して出かけることにしました。
出掛けて分かった「本当の状況」と「コロナ対策」
筆者は「3密」を避けるべく「奥日光へハイキング」に行くことにしました。
「戦場ヶ原」や「湯滝」、「湯の湖」と行った場所のハイキングです。
8月のお盆前に行きましたが、気温は25度前後の涼しい避暑地です。
男体山や森や滝と行った自然が素晴らしいため、ハイキングが清々しいです。
では実際に出かけた様子を紹介します。
が!!
実は筆者の予想を反して結構混み合っていたのです!
ネットやSNSの書き込み、リサーチ会社のアンケート結果とは、まるで真逆ではないですか?!
とりあえずその状況も含めて、項目ごとに分けその状況を紹介したいと思います。
(10月に、7〜8月の「GoToトラベルキャンペーン」の統計が出ておりましたので、実際の利用者の結果をまとめました。→『「GoToトラベルキャンペーン」コロナ禍でも利用者は多かった?観光地の混雑は?』)
『 交通状況 』は?
他人との密を避けるため「車」で出かけました。
途中の高速道が午前中から混んでいて驚きました。
サービスエリアにも寄りましたが車と人が多く、普段の休日と眺めた感じ、あまり変わり無いのではないかと感じました。
車のナンバーも横浜、練馬、足立、大宮、習志野などで広範囲から来ていることが伺えました。
家族連れが多い印象でしたがカップルや友達同士、そしてツーリングの人たちも多く見かけました。
一人一人聞いていないので分かりませんが、このタイミングでこの混み様はおそらく『GoToキャンペーン』を利用した旅行目的の人達なんだろうと思います。
帰りの高速道は、佐野藤岡、館林、岩槻辺りが渋滞していました(PM16:00前後)。
流れてはいましたが、多数の人たちが出かけていたことがわかりました。
『 地域の様子 』は?
さて、現地に11時前に到着してハイキングを始めようと思ったのですが、駐車場は既に車と人が多く渋滞も起きていました。
「密集」、「密閉」、「密接」することはない思いましたが、人が多く驚きました。
その中でも最も多かったのは、三本松の休憩所(食事・売店あり)でした。
お店側もこんなに観光客がくるとは予測していなかったのか、店員がごくわずかな人数で店内を回しており(1人3役くらい)、行列のできた食事処は食事が出るまで20分程度かかっており、また品切れも相次いで、店員の対応がとても大変そうでした。
正直「3密」でしたね、ここは。
筆者はバス待ちで寄ったのでアイスだけパパッと購入して外にいました。
店員にとっては予想外の大混雑だったんだろうと思います。
そして肝心のハイキングはどうだったのか?
これ自体は人とすれ違うことがあれど、森の中は3密にはなりませんでした。
綺麗な空気を吸いながら気持ち良いハイキングができました。
『 宿の様子 』は?
泊まった旅館は、駐車場や食事会場の様子からしてかなりの宿泊者がいることが分かりました。
宿泊者は家族連れが多かったです。ここでも品切れがありました。
やはり急遽多くのお客さんが詰めかけて、準備が整えられなかったのでしょうか?
いずれにしても、いつもこれだけお客さんが来てくれたならば、コロナ禍でも経営が成り立つんだろうな、と思いました。
そう考えると逼迫する経営状況を救うための『GoToキャンペーン』は、「感染と経済回復」の狭間でぎりぎりで究極な対策なのかもしれないと思いました。
『 コロナ対応 』は?
奥日光で立ち寄った休憩所、売店、食事処はどこもコロナ対策を取っていました。
具体的には以下です。
窓は開放されていて密閉を防いでいた。
テーブルも隣り合わせは使用できないようにしてソーシャルディスタンスを守っていた。
店頭に消毒液を設置、スタッフが客1人1人にプッシュするところもあった。
全員マスクの着用。
宿泊した宿では検温も行い徹底していた。
お店や旅館をはじめとした「観光施設側の感染予防対策」は、しっかり取られていました。
旅行に出掛けたことで改めて考える『GoToキャンペーン』
筆者は正直な話、『GoToキャンペーン』に批判的でした。
感染を抑える事が優先ではないか?と思っていましたし、旅行観光業だけに?というのも不平等感を感じていました。
ただ、今回旅行に出掛けてみて感じたことは、人出が多かったから余計に感じたことかもしれませんが「逼迫する旅館の経営に、宿泊者全員で潤いが提供できた。」ということを身近に感じました。
感染拡大は絶対避けないといけないことで、それは大前提ではありますが、経済を置き去りにすると月日が流れるとともに、職を失う人から倒産する会社・施設がどんどん増えていくというのも感じました。
「コロナ対策を徹底しながらも同時に、失職や倒産を防いで行く必要がある」と身近に感じました。
『GoToキャンペーン』で旅行を検討される方へ
今回、筆者の予想は真逆に多くの人たちが観光に出掛けました。
そこで感じたことは、まず、受け入れる側の施設は対策がしっかり取られているということです。
奥日光という場所柄でもありますが、上記でも述べたように、窓がどこも空けられておりオープンテラスのようで密閉を避けられていました。消毒も係員がひとりひとりの手にプッシュしていた場所もあり、宿では検温も行ったりと対策が取られていました。
そうなると結局、観光客自身のコロナ感染防止の意識にかかっていると思います。
今回見かけた旅行者の多くは、マスクの着用や手の消毒はもちろんで、なるべく密を避けて屋外にいようとされる姿、会話はなるべく密になっていない屋外で行うなど、意識の高さを感じました。
ただ残念ながら、中には屋外に出た瞬間人混みでもマスクをずらしてしまう人、密集する場所でソーシャルディスタンスのスペースに入ってくる人なども稀に見かけました。また、そういった人に対してナーバスになる方、観光に来てストレスを溜めたのか店員やホテルスタッフにクレームをつけている方なども見かけました。
例年の観光とは違い、感染症のストレスを抱えながらの旅行で、何となくみんなピリピリしたオーラを感じる環境です。
自戒も含めてなのですが、これから旅行を検討される方は、自分はもちろん、周りの観光客と上手く「感染防止のコミュニケーション」が図れるよう意識すると楽しい旅行になるのではないでしょうか?
筆者は、今回予想に反してあまりにも観光する人たちが多かったことにびっくりしたのですが、『GoToキャンペーン』を利用して旅行に行くことも大事なことだと感じました。
もしこれから感染者がどんどん増えていき重傷者も増えるようなことになれば考えますが、そうでなければまた利用して経済を回す手助けができればと思っています。
その時は必ず「密」を避けるような旅行先を考え、「密」を防止する行動を意識したいと思います。
『GoToキャンペーン』の賛否はいろいろありますが、この記事は筆者のひとつの考え方です。
参考になる方がいらっしゃれば嬉しく思います。ありがとうございました!
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また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。
そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。
モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!