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「GoToトラベルキャンペーン」コロナ禍でも利用者は多かった?観光地の混雑は?

2023/03/25
 
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。 また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。 そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。 モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!
新型コロナウィルスの影響で、経済的打撃を受ける観光業の救済措置として『GoToトラベルキャンペーン』が7月22日から始まりました。
 
感染者数が抑えられたとして5月25日に「緊急事態宣言の解除」があったものの、その後再び急増し8月にはピークを迎え、1日で1600人を超えました。そんな背景の中で始まった「GoTo トラベルキャンーペン」はSNS上でも多くの批判が挙がりました。
 
批判も入り混じった中で、筆者は「GoTo トラベルキャンペーン」を利用して実際の観光地を見てきました。
 
その内容については記事の最下部から参照いただければと思いますが、想像していた以上に「混雑」していたことから「批判的意見が多かったはずの「GoToトラベルキャンペーン」なのに、実は利用者は多かったのではないか?」と疑問に思いました。
 
疑問
 
そこで、統計なども出始めたので、改めて「7月・8月のGoToトラベルキャンペーンの利用者が「多かったのか?少なかったのか?」を調べてみました!
 
こちらでは、筆者の体験に基づいた印象と実際のデータを交えながら、観光地の様子や「GoTo トラベルキャンペーン」の実際の利用者の状況、今後旅行する際に心がけておくことなどを紹介したいと思います。
 
 
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実際の観光地の混雑ぶりはどうだったか?

 
筆者は8月上旬と9月下旬(4連休)にそれぞれ奥日光(栃木県日光市)と山中湖(山梨県南都留郡)に行ってきました。
 
忍野八海

(9月 忍野八海)

 
 
両者は場所は違うので正確な比較にはなりませんが、圧倒的に9月の方が混雑していました。
 
ポイントを挙げると以下です。
 

高速道路

8月は混雑しているもの大きな渋滞はなく、ナビの時間通りに到着できた。
 
9月は大渋滞で特に八王子JCがひどく、ナビの予定時間の2倍以上かかった。
 
NEXCO中日本の統計によると9月のシルバーウィークは「10km以上の渋滞は昨年の5倍」という状況!
 
国立府中IC71Km、大和トンネル65Kmを始め50Kmもちらほら。テレビでもニュースに取り上げられていましたね。
 
駐車場

(8月のSAの様子)

 
サービスエリアは渋滞量に応じて入り口までの行列が長くなっていた。
 
 

観光地

8月も混雑。人気店や人が集まる場所のお店には行列ができていた。ただ総じて観光はストレスなくできた。
お店によっては仕込み、発注不足から販売終了もよく見かけられた。
 
9月はどこのお店も非常に混雑しており行列が前提と言える。
観光地での昼食はだいたい5〜10組待ちだった。
「富士急ハイランド」は既に午前中の時点で渋滞が凄まじく、高速道路出口から行列ができていた。
 
 

宿泊施設

8月は予約を取る段階から宿泊後においてまで集客に余裕があったように感じた。
スタッフの方は、急な客の対応に追われたように慌ただしく大変そうに見えた。
 
9月は予約がどんどん埋まっていくのをWEB上で感じた。4連休でもあり予約が取りづらい状況になっていた。
チェックイン時はどんどんお客が入ってきて非常に混雑していた。
旅館全体に賑わいが戻ったような印象を受けた。
 
余談ですが、「GoToトラベルキャンペーン」の利用者が1泊にかける宿泊費って気になりませんか?
観光庁の最新データがありましたのでグラフにして以下に掲載します。
 
1泊あたりの宿泊費 グラフ
 
1万円以下が約64%です!筆者も高級宿には泊まりませんでしたが、宿泊費を2万円未満で抑えた方がなんと8割以上にのぼるという結果です。「よりお得により安く」ですね。まあ、9、10月以降は変動するとは思いますが。
 
 
さて、以上のことから、8月は「GoToトラベルキャンペーン」に批判的意見も多かったからか、混雑もひどくなかった印象でしたが、9月は明らかに人が多く「利用者」が増えたと体感しました。
 
では実際にデータ上ではどうなっているのでしょうか?
 
日本全国において「GoToトラベルキャンペーン」が始まった7月、8月は旅行者が多かったのか?見てみたいと思います。
 

利用者は実際に多かったのか?

7月以降、本当に旅行者が増えたのかどうか?実際にデータで見てみたいと思います。(2020.10.21更新)
 
7月22日〜8月末までの利用者は1339万人(国土交通省発表)
7月22日〜9月末までの利用者は2518万人以上(国土交通省発表)
 
やはり利用者が多かったことがわかります!
 
 
また7月22日〜9月15日までの「GoToトラベルキャンペーン」利用者は、1689万人(観光庁発表)となっており4連休を含んでいた「9月15日〜9月末」までの利用者を計算すると、829万人全体の約3割をにのぼることが分かります!
 
4連休の大きな渋滞や混雑が酷く感じたのは、この結果を見て明らかになりました!
 
国土交通省も「9月の4連休で一挙に増えた」と発表しています(2020.10.20)。
 
今後はさらに10月から東京都が加わり、行楽シーズンにも入るため益々増加すると思われます。
 
 
また、以下の「東京都を除く46都道府県の休日における県外からの宿泊者数の推移」(2020.10.15閲覧)をみてみると、「GoToトラベルキャンペーン」開始以降、一気に増加していることがわかります。
 
6月まで前年比50%を下回っていました。
 
それが、7月前年比64.6%一気に約15%も回復しいています!
 
8月は50%を下回っているものの、宿泊者数は7月からほぼ横ばいです。
 
 
 
なお、「平日」の統計を見ると7月ではなく「緊急事態宣言解除」をきっかけに6月が増加しており、これは仕事における出張などが増えたと考えられます。
 
ということで、「GoToトラベルキャンペーン」は批判的だった7月でも多くの人が利用していたことがわかりました。
 
感覚だけではなくデータ上でも「GoToトラベルキャンペーン」の利用者が多かったことや、4連休の利用者がかなり多かったことなどが分かり、なんかすっきりしました!
 

「GoToトラベルキャンペーン」利用の多い都道府県は?

すっきりしたところで、また疑問が生まれました。
 
筆者が8月に行った日光(栃木県)は「実際のところ、前年と比較して混んでいたのか?」ということです。
 
都道府県で異なるため、8月のデータのみですが、ちょっと調べてみました。
(以下「株式会社ゼンリンデータコム」の集計を参考)
 
 
栃木県における宿泊者数は約35万人で、昨年比約50%
やはり混雑はしていたものの例年の日光の人出ほどではなかったので、体感的には数値の通りだと思いました。
非常に混んでいた9月の統計はまだ発表されていませんが気になるところです。
 
日光 栃木県

(8月 奥日光)

 
さらに、昨年同月と比べて、県外からの宿泊者数が「多かった都道府県」「少なかった都道府県」も調べてみました(8月のみ)。
 
【 比較的多い都道府県 】
 埼玉県    64.8%
 奈良県    59.4%
 和歌山県 59.1%
 滋賀県    58.1%
 そのほか、佐賀県、神奈川県、京都府、茨城県、栃木県、群馬県が続く
 埼玉県がかなり高いですね。長瀞・秩父の混雑がすごかったと友人から聞きましたが、その影響でしょうか?
 
【 比較的少ない都道府県 】
 秋田県  26%
 沖縄県  28%
 青森県  30.7%
 新潟県  32.6%
 宮崎県  32.6%
 そのほか、長崎県、山形県、鹿児島県が続く
 
 8月は旅行の他、帰省なども考えられます。一方沖縄県は独自の非常事態宣言で数値が抑えられたと考えられます。
 
これからの紅葉シーズンやスキーシーズン、正月に向けて、利用者の増加傾向を考えると、例年同様の宿泊者数(100%)、もしかしたらそれ以上になるのではないかと思います。
 

これからの旅行で心がけること

当初批判の多かった「GoToトラベルキャンペーン」は、東京都が10月に解禁になるというニュースが取り上げられた辺りからメディアの露出が増え、例えば東京のホテルも観光地も集客に期待をにじませるニュースが取り上げられて、世論的に「許容」されたような潮目を迎えました。また予約者殺到で旅行業者が割引額の上限を引き下げるニュースが話題となったりしたことからも、今まで自粛していた層も巻き込んで、今後は益々利用者が増えると考えます。
 
そのことからもこれからの旅行で心がけることは、コロナウィルスと共に旅行をするという意識と、混雑を前提にする意識を持つことだと思います。
 
コロナと共に
 
ストレスを溜めないで楽しく過ごすために、以下のようなことを意識すると良いかと思います。
 
・密閉、密室になる観光地スポットでは、特に感染予防対策に配慮する
 
・マスクは必須だが、特に他人がいる場所では必ずつけること
 
・お店の商品などべたべた触らない(スーパーと同様ですね)
 
・アウトドア(キャンプ、BBQ、登山など)でもソーシャルディスタンスが保てないほど密になる場合がある
 
・観光地のレストランやお土産店、観光スポットは「密」と「行列」が基本
 
・行列で30分以上待つ(暇つぶしグッズを考えておくと気分が紛れる)
 
・品切れ、チケット終了に遭うこともあるので想定しておくか、事前に調べておく
 
・高速道路は渋滞するので、ナビの予定時間の2倍をみておくとストレスも緩和される
 
・高速渋滞を避けるなら早朝5〜6時くらいの出発がおすすめ
 
・子供向けに簡易トイレ持参がおすすめ(100均で十分)
 
・観光地はコンビニのおにぎりなどが品薄になる
 
・宿泊施設のスタッフは人手不足の中で大勢の客を対応しているためとても忙しい
 
・宿泊施設で、サービスが行き届かないというクレームはコロナ禍において控えるべき(できることは各自やるくらいがいい)
 
挙げるとあれこれ出てしまうので、このくらいにしようと思いますが、要はコロナ禍での旅行であることと、観光地の混雑を前提とした旅行で、どれだけ楽しめるかがポイントだと思います。
 
ストレスが溜まるシーンもあると思いますが「コロナ禍だからしょうがないね」くらいで気分を変えて楽しんでいきましょう。
 
紅葉 旅行
 
 
と言いつつ、筆者は個人的にはしばらく旅行は混雑するので控えて、バーベキューとか登山とか日帰りで手軽に楽しめるレジャーにしようと考えています。まあどこ行っても混雑&渋滞しますが笑
 
 
最後に、前置きで紹介した、筆者が8月に利用した「GoToトラベルキャンペーン」の旅行の状況について以下にて紹介させていただきます。
 
 
 
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