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専門学校入試の特徴と種類について ー難易度と受験対策を知る!ー

2021/03/09
 
専門学校 入試 特徴 難易度
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。 また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。 そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。 モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!
ここでは、筆者の経験についてと言うより、「専門学校の入試全般」について紹介します。
 
専門学校の入試は、「AO入試」、「推薦入試」、「一般入試」の3つに大別されます。
 
それぞれの特徴や試験科目、実施時期が異なります。
 
筆者が20年間、高校の進路支援を行ってきた経験を踏まえながら、具体的に紹介したいと思います。

入試の特徴とは?学力が高くないけど大丈夫?

 
専門学校入試で求められるのは「人物・適性」です。
 
大学入試は、「学力」が問われますよね。
 
専門学校は「学力」と言うよりは「人物重視」(職業適性)なのです。
 
人物重視 専門学校
 
専門学校で学力が求められる分野は、看護・医療技医術系くらいです。
看護・医療技医術系を志望する方は受験勉強が必須となります。
 
専門学校志望者は、学力よりも「人物重視」です。よって面接試験が非常に重要になります。まずはここを抑えておきいましょう!
 
とはいえ、実際入学後「学力」がなければ授業についていけませんので、普段の授業にはしっかり取り組んでおいてください。
 
では早速、以下から専門学校の入試を見ていきたいと思います。
「AO入試」、「推薦入試」、「一般入試」と順番に紹介します。
 
※これからの内容は東京都を例にとっております。日程や実施内容、記事内容は都道府県によって異なります。また学校ごとによっても大きな違いがありますのでご注意ください。詳しい内容は各学校のHP等で必ずご確認ください。

最も早い入試である「AO入試」とは?

 
まずは「AO(アドミッションズ・オフィス)入試」について紹介します。
時期と試験内容は以下です。
 
時期: 6月1日〜エントリー開始 /9月1日〜出願開始・入試・合格発表
 
内容: エントリー、面談、調査書等書類審査、面接、作文等、合格後は入学前学習あり
 
専門学校の試験の中では最も早い入試です。
入試は2段階あり、最初にエントリー、エントリー通過後に出願・面接試験となります。
 
< 概要 >
AO入試(アメリカの入試)は、日本で大学が最初に取り入れた入試です。2017年には大学の7割が実施するほど広まりました。その目的は学力だけでは測れない意欲や適性を持つ学生を審査するものでした。それを専門学校も取り入れました。
 
専門学校は元々「人物・適性重視」であるため審査基準がほぼ変わりません。変わったのは入試時期が早まった点で、早期の学生募集が可能になりました。高校生にするとじっくり学校調べができないまま入試が始まる状況になり、始まった当初は高校に混乱をきたしました。
 
余談ですが2019年度入試までは出願が「8月1日〜」でしたので1ヶ月後ろ倒しになっています。
 
特徴①「エントリー」システム >
エントリーは「受験したい」という意思を示す「提出書類」です。書類には志望理由等の記載欄があります。
 
しかし正式な出願書類ではありません。正式な書類は「願書」です。
 
「願書」を(9月1日以降)提出すると、「受験料」が発生し、受験キャンセルは基本的に不可能です。
 
もし万が一キャンセルするならば「出願」までの間となりますが、そうならない様早めから志望校の選定を進めておく事が重要です。
 
専門学校 志望校 比較 絞り込み
 
< 特徴②イベントと入試の紐付け >
「エントリー」する以前に「オープンキャンパス」や「体験入学」等のイベント参加を入試の条件とする専門学校が結構あります。高校生でしたら2年生の夏休み辺りから、複数の専門学校のイベントに参加しておくことをお勧めします。面接試験のPRにも役立ちます。
 
最近は特に「イベント」と「入試」を紐づけた募集活動が活発で、高校生も早期からの進路活動が必要になっています。専門学校業界が、高校生人口が減少する中でより良い受験生とのマッチングを望んでいる動きでもあります。マッチングしたいのは受験生も同じだと思いますので、しっかりと学校研究をしておきましょう。
 
 
< 特徴③「入学前学習」>
これは合格した学生に向けて入学するまでの間、定期的に課題を出すものです。体験入学への参加、レポート提出、オンライン・書籍等での学習、など学校によって多種多様です。他の入試にはない制度なので、基礎学習ができるメリットはあるかと思います。是非学校の願書等で調べてみてください。
 
以上、AO入試の特徴でした。
 

最も中心的な入試「推薦入試」とは?

 
「推薦入試」は、専門学校の学生募集の中で最も中心的な入試です。
 
高校生は進路指導のもと基本的にこの入試を目指して入試対策をしていきます。
 
推薦入試には公募推薦指定校推薦自己推薦がありますが多くの学生は「指定校推薦」を利用しています。
 
 
時期:10月1日〜出願開始・入試・合格発表
 
内容:調査書等書類審査、面接、作文、適性審査等
 
 
< 指定校推薦 >
専門学校側から対象となる高校に向け入学可能な枠を提示しそれを利用する入試です。
 
例えばある専門学校が、A高校に2名の指定校枠を出すとすると、A高校は校内選考により希望者2名が選抜され入学がほぼ確定します。出願には学校による「推薦状」が必要になります。校内での選考となりますが「ほぼ確定」は学生にとっては魅力ですね。
 
< 公募推薦 >
学校が認めた学生が専門学校が設ける推薦枠に出願する入試です。
 
「指定校推薦」同様に「推薦状」が必要です。「学校長が認めた生徒を送ります」というお墨付きのもと試験を行いますが、面接試験は重視されます。
 
< 自己推薦 >
推薦状を必要としない入試です。例えば部活の成績や生徒会活動、課外活動、受賞歴等などを武器に自己PRしていく入試です。
 
「指定校推薦」と「公募推薦」は「推薦状」をもらうためにも普段の学校生活(成績、出欠席、活動内容)を充実させたものにしないといけません。
 
以上が推薦入試でした。
 

初めから狙ってはいけない?「一般入試」とは

 
「一般入試」は少数枠の入試となります。
 
専門学校は、入学定員の確保を「推薦入試」と「AO入試」でほぼ満たしたいと考えており、「一般入試」は実質的に欠員募集レベルに近い位置付けとなります。募集定員が少ないため人気校では倍率が高くなる傾向があります。
 
大学の一般入試とは意味合いが大きく異なる入試です。
 
合格を目指すためには、最初から一般入試を目指すのではなく、まずは「推薦入試」(「AO入試」も可)にゴールを設定すべきです。「一般入試」は、第一志望校に「何度もチャレンジすることができる入試」くらいで捉えておきましょう。
 
試験時期は最も遅く始まり、試験内容は推薦入試とあまり変わりません。
 
時期:11月1日〜出願開始・入試・合格発表
 
内容:調査書等書類審査、面接、作文、適性審査等
 
入試内容は「推薦状」を必要としない入試であるため、より面接重視となります。しっかりと対策をとっておきましょう。高校生があえて「一般入試」狙いで受験することはありませんが、社会人はこの「一般入試」や上記の「自己推薦」を利用してきます。そのため意外に苦戦を強いられることもあるので注意しましょう。
 
 

入試対策の3つのポイント

以上が、専門学校の主な入試です。
 
では、専門学校を受験する際にどのような入試対策を取っておけば良いか?
 
こちらでは3つのポイントを紹介します。
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1、志望理由の明確化

これは「エントリーシート」と「願書」で記入することと、「面接」で問われるポイントだからです。「志望理由って何を書けば良いの?」と悩みますよね。以下でポイントを紹介します。
 
必ず問われる質問があります。
・「なぜこの業界(職業)か?」
・「なぜ他校ではなくこの学校か?」
 
この質問の回答が明確にまとめられると良い志望理由になります。
 
ではどうやってまとめるのでしょう?
まずは情報(素材)を集めて、その情報から「魅力に感じる点」と「そう思う理由」をまとめていきます。
 
「パンフレット・HP」からも情報(素材)は得られますが、やはり実際の学校に訪問する「学校説明会」、「オープンキャンパス」、「体験入学」などはよりリアルでオンリーワンの情報にしやすいです(WEB上でも可)。魅力ややりがいを見たり聞いたりしてメモをとって集めていきましょう
 
大変ですが、「学校比較」をしないと魅力が伝わらないため、この情報収集を複数校やっていきます。ですので、魅力に感じる点以外にもマイナス面もチェックしておくと役立ちます。
 
そして集めた情報を整理して、「魅力に感じる点」と「そう思う理由」を文章にして書き出します。自分でまとめた文章はできれば大人の方(先生や保護者など)にチェックしてもらいましょう。
 
ちなみに「学校の比較研究」は、入学後のミスマッチを防ぐことができます。いろんな意味で非常に重要な活動です。
以下で学校比較の方法について紹介していますので参考にしてください。
 

面接試験の対策

面接試験において面接官が最も重視する質問は、上記の「志望理由」です。
次に重要なものは「将来のビジョン」「適性・思考性」「性格」などです。
 
そもそもなぜ面接試験をするのでしょう?それは一言で言うと「学校が掲げる理念に沿える学生を確保したい」となりますが、平たく言うと、、、
・途中で退学して欲しくない
・成績不良になって欲しくない
・就職活動に積極的に取り組んで欲しい
・就職先の企業に優秀な学生を送りたい
・社会や高等学校から信頼されたい などなど
 
となります。きちんと学校のことを理解した上で、この辺りの背景を理解しておくと、自己PRもやりやすくなると思います。
 
まずは志望理由からしっかりとまとめつつ、自分の性格や職業適性なども調べてみたり、業界についてのニュースやイベントなどチェックしてメモしたり日々の生活からクセをつけておくと良いです。
 

学生生活の充実

これは上記の「面接対策」にも関わりますが、特に「推薦入試」を受けようという方は重視しないといけません。
 
まず学力については、決して高くある必要はありませんが低すぎては入学後ついていけません。
 
欠席・遅刻・早退は極力しないこと。10日以上ない様にしておきましょう。専門学校はとても重視します。
 
学生生活における生活態度、行動指向、部活動や委員会、課外活動他あらゆるものが「調査書」に記載され、評価されます。積極的な参加と努力が良い評価につながります。
 
以上のことからも高校1年の時から目標を早く持って意識高く学生生活を送ることをお勧めします。
 

専門学校の入試の実態ー実際難易度はどのくらい?ー

では最後に、「実際に専門学校の入試はどのくらい難しいのか?」について説明します。
 
結論から言うと、殆どの学校において難易度は低いです。
 
ここまで入試対策などいろいろ説明をしてきたのですが、実際は面接試験を課さず書類審査のみ学校が多いです。
 
その「書類審査」についてもほぼ合格できるのが実情で、相当な不備がない限り大丈夫です。その場合も面談等で対応して
もらえるケースがほとんどです。
 
よって、これから専門学校を受験しようと思う方は、合否についてはある程度安心してもらって良いです。そのかわり「専門学校の比較研究」をしっかり行って「適切な専門学校選び」を行ってもらうことが重要になります。
 
とはいえ中には、入学試験を科すようなハードルの高い学校もあります。
 
看護・医療技術系は入学試験が必須ですが、それ以外の分野でいうと「2種類」あります。
 
それは、単純に出願者が多い人気校と、出願者が多くなくても選抜する学校です。
 
高校の評判がよく「優良校」とされている学校は人気校となります。また学生の質を高めようとする学校は入学者を絞ります。
 
いずれも入学後モチベーションの高い学生が占める専門学校と言えます。
 

まとめ

以下に今回の内容をまとめます。
 
専門学校の入試は「学力」より「人物重視」である。
 
入試は「AO入試」と「推薦入試」と「一般入試」の3つがある。
 
AO入試はエントリー制度があるが出願したらキャンセル不可能。
 
AO入試は最も時期の早い入試で「体験入学」等が条件になる場合もある。
 
推薦入試は専門学校にとって最もメインの入試である。
 
推薦入試は「公募推薦」、「指定校推薦」、「自己推薦」の3つがある。
 
重要な入試対策は「志望理由の明確化」、「面接対策」、「学生生活の充実」である。
 
専門学校入試の難易度は総じて低く「書類選考」でほぼ合格となる。
 
一部の人気校では試験が行われている。
 
各入試制度の大まかな流れについて(下記を参照ください)。
 
専門学校入試 スケジュール
 
以上です。
 
さて、筆者が通学しようと思っていた学校はいわゆる「人気校」で昔から常に倍率が出ている学校です。
 
入試は「自己推薦」を利用しました。
 
試験内容は課題制作とプレゼン、ポートフォリオ提出、面接です。
 
※筆者が受験したデザイン系専門学校を例にした入試対策はこちらをご覧ください。
 
※入試直前の面接対策と入試当日の雰囲気はこちらをご覧ください。
 
 
次回は、「社会人が専門学校に通う方法」について紹介します。
 
この記事を書いている人 - WRITER -
ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。 また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。 そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。 モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!

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