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社会人が専門学校に通う方法とは?メリット・デメリットを知ろう!

2023/03/25
 
夜間部 専門学校 通学
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。 また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。 そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。 モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!
ここでは、「社会人が専門学校に通うにはどうすればよいか?」について紹介します。
 
社会人がキャリアチェンジを考える場合、専門学校に通って転職活動を行うケースがありますよね。
 
専門学校は、仕事を行う上で必要なスキルの習得や資格取得を目指すことを目的とした学校です。
 
キャリアチェンジを考える方にとって有意義な教育機関です。
 

「社会人が専門学校に通う方法」とその「メリットやデメリット」について紹介します。

 
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社会人でも通える専門学校とは?

まず前提として、専門学校には「昼間部」と「夜間部」と「通信(課程)」があります。
 
そして、多数の専門学校が「昼間部のみ」を設置しています。
 
その「昼間部」の学生の割合は、高卒で大多数を占めています。
 
 
では社会人が専門学校に通おうと思ったらどうすれば良いでしょうか?
 
それは「夜間部」、または「通信(課程)」が主な選択肢となります。
 
下記は学歴別の入学者の割合を「夜間部」と「昼間部」で比較したグラフです。
 
学歴別入学者の割合

出典元:東京都専修学校各種学校協会資料を基に作成

 
「夜間部」は高卒入学者の割合が少なく年齢層が高いことが窺えます。一方で「昼間部」は高卒入学者が約7割を占めていることがわかります。
 
 

「夜間部」と「通信(課程)」の特徴について

以下で、簡単ですがそれぞれの特徴を紹介したいと思います。
 
 
「夜間部」の特徴
■ 夜間に授業を行います。そのため昼間は働きながら資格取得やスキル習得を目指すことができます。
 
■ 授業時間はおおよそ18:00〜21:10(90分授業が2コマ)です。
 
■ 年齢は、高校既卒以上の方が多いです。
下の図は、夜間部と昼間部における社会人経験者の割合を示したものですが、ここからも昼間部よりも夜間部が年齢が高いことが窺えます。
 
 
社会人経験者の割合

出典元:東京都専修学校各種学校協会資料

 
 
分野別に見ると「保育・福祉系」、「医療技医術系」、「衛生系(調理・製菓、美容系)」、「商業実務系」、そして「文化・教養(デザイン系・音楽系等)の学校は約半数が社会人経験者という結果ですね。
筆者が通ったクラスも社会人経験者及び大卒者で3/4程度を占めており高卒者は少数でした。
 
 
■ 夜間部を設置している学校は昼間部に比べてとても少ないです。
 
■ 学費は昼間部に比べて割安です。
 
 
「通信(課程)」の特徴
■ 働きながら通信で学習することができます。基本的に自宅(オンライン)で学ぶことになりますが、学期末等にはスクーリングもあります。
 
■ 通学しないで良いメリットはありますが、クラスメイトがいないため情報交換がなく、先生とのコミュニケーションも積極性が求められます。また資格合格率が低くなりがちで手足を使った技能習得は難しくなるため、分野によって見極めが必要です。
 
■ 通信(課程)を設置する専門学校は夜間部に比べても少ないです。(フリースクールといわれる専門学校ではない学校が設置したりしています。)
 
■ 学費は「夜間部」より割安です。
 
 

社会人が「昼間部」に通うことはできるのか?

気が付かれた方がいるかもしれませんが、「昼間部」にも一部社会人が入学しています。
 
どうすれば入学できるか?というと、入試制度の中で「一般入試」を利用する方法があります。
他の入試と異なり高校が発行する推薦状が必要ないからです。
 
専門学校の入試の種類についてはこちらを参照ください↓
 
 
ただ全体でみるとごく少数です。
「保育・福祉系」や「医療技術系」の専門学校では10人に2〜3人程度が在籍してはいますが、それ以外の分野では10人に1人いればいい方です。(上記グラフ『社会人経験者の割合』参照)
 
 

筆者が考えるおすすめの方法

社会人が転職を見据えて専門学校に進学する場合は、
 
「20代」で「夜間部」に通学する方法だと思います。
 
企業側が伸びしろを期待することを考えると、20代が適齢で、しかも働きながら(収入が見込める)短時間でスキル習得が可能だからです。キャリアチェンジのチャンスが十分あると思います。
 
それ以外の選択肢は難しいのか?と言われると明言はできませんが、年齢のことや目指す目標が達成できるだけのカリキュラム内容、資格取得率、分野(業界)ごとの転職市場の状況などによっては、色々ハードルが高くなると思われます。
 
複数の専門学校に相談してみた上で、その内容を比較検討して進めていかれても良いかと思います。
 
 

夜間部に通うメリット・デメリットについて

では具体的に「夜間部」に通うと考えた時に、想定しておいた方が良い(特にデメリット)ことについて紹介させて頂きます。
 
 
メリット
昼間に仕事をしながら通える点です。
いちばんの特徴でありメリットです。
給与を得ながら学費を賄うことが可能ですし、キャリアチェンジを考えて短時間でスキル習得や資格取得が目指せることはとても魅力的です。なお多くの学校は業界に特化したアルバイトも紹介しています。
 
学費が安い点です。
昼間部の半額程度です。就職実績や教育内容がしっかりしているのならばお得な選択肢です。
 
 
デメリット
年齢的なハードル
募集要項の条件欄に年齢制限はありませんが、これも上記で述べましたがスムーズに転職して働こうと思ったらやはり20代で、30代がぎりぎりでしょう。どうしてもという方は、専門学校へ相談してみた方が良いと思います。
 
体力的・精神的なタフさが求められる
仕事と学校の両立となると、1日の半分以上は集中力を維持しながら活動します。体力的にタフさが求められます。また仕事でも学校でもトラブルや行き詰まったりすると、限られた時間の中で解決しないといけないことも増えて精神的にもダメージを受けてしまいます。
両立していく上では、仕事と学校について両方とも今以上にタスク管理が重要になります。なるべく省エネで効率良く結果を残す、という気持ちを持ちましょう。
 
昼間部よりも授業時間が少ない
夜間部は2コマの授業で、昼間部は4、5コマ。授業時間の差は大きいく昼間部の方が濃密に学べます。とは言え社会人の場合は年齢が勝負ですので、昼間部でじっくり腰を据えて学んだ方が良いのか、手早く学んで仕事の現場で鍛え上げていった方が良いのかよく考えた方が良いと思います。
 
業界や取得資格によっても状況は異なると思いますので、悩んだ場合は専門学校に相談してみてください。
 
 

まとめ

以下にこれまで紹介しました内容をまとめました。
 
 
専門学校には「昼間部」と「夜間部」と「通信(課程)」がある。
 
社会人の場合、多くは「夜間部」が選択肢となっている。
 
「夜間部」は昼間働きながらでも、学ぶことができる。
 
「昼間部」に通うことも可能。分野によっては社会人は少数だが在籍している。
 
筆者としては「通信(課程)」よりも「夜間部」がおすすめ。
 
転職まで考えると、年齢は20代が適齢である。
 
仕事と学校の両立を図るためには体力と精神力が重要。
 
仕事と学校の両立を考えると今以上のタスク管理が重要。
 
 
次では筆者が「夜間部」を受験した経験を紹介させて頂きます。「課題制作」や「ポートフォリオ制作」など特徴的な試験に対してとった攻略法(最終手段?)について紹介します。
 
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。 また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。 そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。 モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!

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