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専門学校夜間部に社会人が受験!ー入試を攻略するための手段とは?ー

2021/01/19
 
専門学校 入試 攻略 受験対策
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。 また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。 そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。 モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!
ここでは、社会人である筆者が「デザイン」を学ぶために専門学校夜間部を受験した際の入試対策の取り組みを紹介したいと思います。
 
実は、ここで紹介する入試は特殊なものです。「デザイン」という分野としての特殊性もありますし、入試の難易度が高い学校の場合のお話です。
 
通常、全てとは言えませんが専門学校の受験は「書類審査のみ」で合格が可能です。倍率が出ない学校が殆どなので、もしこれから専門学校受験を考える方は安心して読んで頂ければと思います。
 
(詳しい専門学校入試のシステムや入試対策についてはこちらを参照ください。→『専門学校入試の特徴と種類について ー難易度と受験対策を知る!ー』
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「入試方法の選択」と「受験科目の確認」

 
筆者が挑戦する夜間部の専門学校(以下A専門学校とします)は、歴史が古く名門校と言われ、例年倍率が出る学校です。「入学も大変だが入学後もスパルタ教育でとても大変」と昔から有名でした。
(専門学校「夜間部」についての解説はこちらをご参照ください→『社会人が専門学校に通う方法とは?メリット・デメリットを知ろう!』
 
 
受験しようと思う専攻は1.3〜3倍程度の倍率が出ておりました。
 
いくつかある入試方法から1つ選んで受験するのですが、やはり入試倍率が低いものを選びたいですよね。候補は2つありました。
 
 
1つは11月実施の入試「自己推薦入試」、もう1つは1月実施の「一般入試A日程」
 
受験科目は以下です。
 
「自己推薦入試」:課題制作(ポスター制作)、ポートフォリオ制作、面接試験
「一般入試」:デッサン、面接
 
 
まさにデザイン系独特の受験科目です。
初めて見たときは正直「何をどう対策すれば良いのか、、、」と絶句しました笑
 
結論から言うと、最悪2回受験できるよう取りあえず11月の「自己推薦入試」を受験することにしました。
 
デザイン 画用紙 筆 受験科目
 
受験科目は上記の課題制作(ポスター制作)、ポートフォリオ制作、面接試験です。
 
では、この未知の受験科目にどう対策をとっていったか?それについて下記で紹介させていただきます。
 
 

受験対策にとった3つの方法

 
もともと筆者は受験する年の前年に受験を考えていましたが、トラブルがあり延期になった経緯があります(『40代で迎えた転職のタイミングと家庭と会社との折り合いについて』参照)。
 
そのおかげ(?)で受験科目について1年以上対策を立てる時間を持つことができました。
 
その中で主に行った受験対策が3つあります。
 
 
 
1つ目は学校見学を利用した入試相談です。
 
A専門学校へ何度も訪問し、入試担当者や、教員の方に何度も相談しました。
 
ポイントは何度も足を運ぶことです。行くたびに顔馴染みになっていくのでいろいろ教えてくれます。
 
面接で質問される内容やポートフォリオの作り方などかなり細かく教えてもらうことができ、非常に助けられました。
 
これはかなり有力な入試対策かもしれません。
 
 
2つ目は、美術系予備校での相談です。
 
A専門学校向けの受験コースが設けられている予備校に相談することにしました。
 
いくつかありましたが、そのうちの1つの学校が分かりやすく道筋を立ててくれました。
 
現在の実力から受験までに身につけておくべき能力、受験科目への対応と採点の傾向などで、目からウロコ状態でした。
 
これから何をすべきか?という受験対策の内容が明確になってきました。
 
大学受験もそうですが、独学ではなくやはりプロのアドバイスが必須ですね。
 
相談 入試 美術予備校
 
3つ目は美術系予備校に通う!です。
 
これについては下記で別途紹介したいと思いますが、美術系予備校に通い、通年でA専門学校の受験対策を練るという究極の攻略法です。
 
通う理由は2つあります。1つは「デッサン力」をつける点、もう1つは受験相談ができる点です。
 
「デッサン力」は、結局のところ受験でも入学後でも(将来的にも?)必要になることが判明し、早急に身につけておくべきスキルでした。
 
また、「受験相談」は、未知の受験科目についてサポートがいつでも受けられる点が重要な要素だと感じました。
 
以上のことから、当初予定はしていませんでしたが、1年以上の猶予ができたこともあり、予備校(実際にはデッサンスクール)に通うことにしました。
 
 

受験を突破する!ー当日までやった攻略法ー

 
受験に合格するために筆者が取り組んだ「受験攻略法」を紹介します。
 
 
1つ目は、「直接指導によるデッサン力の向上」です。
 
筆者は入試相談をしたデッサンスクールに通い、独学ではなかなか身につかないデッサン力を指導を受けながら養いました。
 
鉛筆の削り方から始まって、「円柱」などの簡易なモチーフ、そして「けん玉」や「ワイン瓶とパン」など徐々に複雑なものへ発展していきました。
 
モチーフをよく観察する力を養うことで、陰影や質感の表現が上達していくのを感じました。
デッサンスクール 作品

(デッサンスクールでデッサンを習った中盤以降の作品)

 
 
一時期本を買って独学したこともありましたが、デッサンへの理解の深さは雲泥です。
 
直接指導してもらったことで成長もかなり早まったと思います。
 
帰宅は23時前後だったりしましたが、週1〜2でしたので十分こなしていける範囲ではないでしょうか。
 
 
 
2つ目は、「入試相談で直接試験のノウハウを教わる」です。
 
上記「受験対策にとった3つの方法」でも紹介していますが、顔なじみなると色々教えてもらえます。
 
筆者が特に助けられたアドバイスは「ポートフォリオの作り方」と「面接の質問内容」です。
 
 
「ポートフォリオ」では、カテゴリ分けとそれぞれの作品数、まとめ方やデザインまでかなり具体的に教わりました。
 
そのおかげでおおよそどのようにポートフォリオを作って提出すれば良いか雰囲気がつかめました。
 
そういえば作品もスマホで見せて選んでもらったりしました笑。
 
 
「面接の質問内容」も助かりました。
 
「尊敬するデザイナーは?」、「座右の銘は?」、「好きな本は?」などの質問は改めてじっくり考えることができました。
 
 
単に面接対策を取ると言っても、やはりその学校ならではの質問がありますので、このように入試相談などで把握できているとベストだと思います。
 
 
 
3つ目は「課題制作について何度も指導を受けブラッシュアップを目指す」ことです。
 
受験科目である課題制作は「ポスター制作」です。
 
ポスターは中学校の頃以来で何をどうすれば良いか困りましたが、デザイン系のソフトを少しかじったこともあり、絵具とPCで作っていきました。
 
 
制作初期段階はほとんど独自で作っていきましたが、色を付けて文字情報も入れてポスターを仕上げていく段階でかなり修正をしていくことになりました。
 
 
タイトルやメインビジュアル、文字情報のバランスの修正や調整が主でしたが、まあ何度も行いました。
 
PCでの修正はソフトの扱い方から調べたり、絵具での修正に時間がかかったりと何かと手間取ることも多かったです。
 
やっと完成したのも入試前でギリギリでした。
 
とは言え、アドバイスをこれだけもらって何度も修正したことを考えると、独学で取り組んでいたらどうなっていたか、とゾッとする思いです。
 
 
下記が課題制作で作ったポスターです。
課題 ポスター 受験 科目

(課題制作ポスター制作)

今見ると恥ずかしくて掲載するかだいぶ迷ったのですが、課題のイメージが湧くと思いましたので載せました。
「何かの展示会をイメージしたポスターを作る」というテーマでした。
 
 
以上の3つが筆者が入試までに取り組んだ具体的な攻略法です。
 
どれも外せない手段ばかりでした。
 
ちなみに入試(11下旬)までを時系列で言うと、デッサンスクールに通うことと入試相談に行くことは約1年間随時・定期的に行いました。
 
課題制作(ポスター)は9月〜、面接対策は10月下旬から進めました。
 
反省点として、もう少し早く「自己推薦入試」を選択できていれば課題制作に時間が割けたのかな、と思います。(内心当初から、ポスターを作りたくなかったのでデッサンのみの一般入試を考えていた事が、決断の遅れを招いてしまいました笑)
 
 

まとめ

上記内容を下記にまとめます。
 
入試は倍率の低い「自己推薦入試」を選択し、最悪「一般入試」までを想定した
 
受験科目は「課題制作(ポスター)」と「ポートフォリオ制作」と「面接」
 
入試対策として、「入試相談」と「予備校への相談」と「デッサンスクールへの通学」を主軸とした
 
受験対策として具体策に3つの攻略法をとった
 
1つ目は「直接指導によるデッサン力向上」
 
2つ目は「入試相談で直接試験のノウハウを教わる」
 
3つ目は「課題制作について何度も指導を受けブラッシュアップを目指す」
 
 
以上の対策と攻略法で「自己推薦入試」に挑みました。
 
1年以上あり長いようですが、濃密すぎてあっという間に入試当日を迎えました。
 
次では、実際の試験当日の様子をご紹介させていただきます。近年ではないくらい緊張しました笑
 
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