40歳で専門学校に通学!果たして学校生活に馴染めるか?
2023/03/25
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ブログでは、20年間携わった高校生の進路支援の経験をもとに「専門学校の入試・選び方・学費」などを紹介しています。
また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。
そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。
モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!
筆者は40歳を超えてから、2年間専門学校夜間部に通いました。
かなり稀な人間です笑
一般的にも、専門学校夜間部であったとしても20代が殆どで、40歳はほぼいません。
もちろん筆者が入学した学校も、後にも先にも40歳はいなかったようです。
ここでは、現在40代、30代で、これから専門学校夜間部を検討される方に向け、「果たして40代が専門学校に通って学校生活に馴染めるのかどうか」について、筆者の経験を踏まえながら紹介したいと思います。
※筆者がなぜ専門学校に通ったか興味ある方はこちらを参照ください笑
目次
専門学校に40代(30代)が入学するために必要なもの?
40代(30代)から専門学校に通おうとする場合、将来に向けた明確な目的や強い意志がポイントになります。
また、専門学校夜間部は10代と20代が殆どで40代(30代)はほぼいません。ですので、クラスメイトとどのようにうまく付き合っていくかは重要なポイントです。
本記事では、「将来に向けた明確な目的や強い意志」も最重要問題ではありますが、もう一つのポイントである「クラスメイトとうまく付き合っていく」ことをメインに、実体験を踏まえながらご紹介していきます。
クラスメイトとのコミュニケーションは図らなくても過ごせるか?
そもそも専門学校は、1人でやっていけるのか?それとも1人ではやっていけないのか?
40代(30代)からすると、10代や20代は年齢が離れているため「コミュニケーションを図らなくてよければそのほうが楽で良い」と考える方も多いのではないでしょうか?
しかしながら結論から述べますと、「コミュニケーションは不可欠」です。
通信課程の学校は別ですが、通常(昼間部・夜間部)の専門学校に通う場合は、授業でグループワークは多いですし、お互い分からない点や情報共有など行うにもコミュニケーションは不可欠となります。コミュニケーションを図らずに2年間は過ごすということは現実的にも精神的にも難しいと思われます。
そう考えると、ちょっと不安を持ちますよね。
とは言え、筆者の場合ですが、悩んでもしょうがない事ですし、2年間一緒に頑張っていく仲間と前向きに考え、積極的に会話していこうと考えて臨むようにしました。
次では、実際筆者が通ったクラスの状況を紹介し、その上で実際どのようにコミュニケーションを図ったかをご紹介します。
筆者が通学したクラスの状況や授業について紹介
まずは、筆者が入学した専門学校夜間部の状況について。
クラスの状況を紹介は以下です。
・1クラス各40名
・記憶する限り10代が1割、20代が9割
・20代は20前半が殆ど
・その他30代1名、40代1名(筆者)
・男女比は9割近くが女子。
夜間部であるため10代も少ないです。30代と40代の少なさが際立ちます。
男女比は、職業分野(かつコース)で異なりますので、ご自身が検討される職業から個別の学校を調べてください。
ちなみに、一般的な専門学校夜間部の学生の構成比を以下で紹介していますのでご参考に。
どちらにしても筆者としては、年齢・性別の両方から見てもアウェイ感がすごい状況でした笑
教室をイメージしてみてください。
40席の机が並ぶ教室に、20代前半の女性が殆どを占める中、一人だけ会社帰りのスーツ着た40代男性が席についる状況を、、
実際は少数派の男子学生4名と一緒に座っていることが多かったです笑
次に、授業についてです。
筆者が通った学校は、課題がハードで有名な学校でした。実際もその通りでした、、。
学校が21時過ぎに終わり、帰宅が23時ですが、それから深夜遅く(明朝?)まで課題に取り組む生活です。
とにかく仕事もあるため、多忙を極めました。
普通、仕事をしながらこの学校に通うには無理が多すぎます。筆者がどのように1日を過ごしていたのかは別記事で紹介しておりますのでご参照ください→『「専門学校」と「仕事」の両立は大変?ー1日のスケジュールとは?ー』)
、、そんなハードな状況であるため、クラスメイトとコミュニケーションが取れる時間は、授業前、休み時間、駅までの帰り道くらい。
ただ、コミュニケーションという意味では、グループ課題(制作)が多かったためグループメンバーとは常にコミュニケーションをとっており、他の授業のグループワークも複数並行進行しており、土日関係なく終日何かしら誰かしらコミュニケーションを取り合っている状態でした。
企業で言い換えるとブラック企業並みです笑
そのような中でコミュニケーションはより深まっていくことにもなりました。
40代学生がクラスに馴染むために心がけたこと
筆者は、クラスメイトと馴染めるよう幾つかのことを心がけて入学しました。以下に紹介したいと思います。
1、とりあえず基本の「あいさつ」!
単純すぎてお恥ずかしいですが、とりあえず「あいさつ」です。
教室に入る時はなるべく個別に声をかけました。個別の方が視線が合うのでおすすめです。
その他校内でも学校の外でも挨拶は心がけていました。
これやってると向こうからも挨拶してくれるようになるので良いと思います。
単純なことですが大事なことかな、思います。
2、コミュニケーションのための「雑談」
コミュニケーションの取れる時間が少ない中、なるべくおしゃべりをするようにしました。
授業前や休み時間などで、昼間の仕事を処理したり課題に取り組んだりもできましたが、休憩時間は手を休めて雑談に費やしました。単純に雑談は楽しいですしね。
たわいもない話や趣味から仕事の相談までいろいろでしたが、刺激を受けることも多くとても良かったと思います。
当時、クラスメイトから「鬼滅の刃知ってます?オススメだから読んでくださいよー」って言われて、「へー!グロそうだねー」とかいいつつ「漫画なんてもう読まないからなあ。」と思っていたのに。翌年には爆発的人気アニメになりましたもんね。若者に学ぶことは多いです!
ですので、空いている時間はなるべく手を休めて、コミュニケーションに費やしたほうが良いと思います。
3、ご飯を食べにいく
上記で多忙ということを述べましたが、2、3ヶ月に1、2回くらい時間を捻出できる日があったります。
そういう時はすかさずご飯を食べに行きました。
入学して1週間くらい経つと「今度飲みに行きたいね」という会話も増えましたし、飲むのも好きなので虎視眈々と空きそうなタイミングを見計らっていました笑
お酒の場で話す内容は学校とは違いよりプライベートなトークになるので楽しいです。
クラス全体のイベントを企画したり、参加もしたりました。
学校にもよると思いますが、時間があるようでしたら帰りがけご飯を一緒に食べて帰るのも良いのではないでしょうか?
(※2020年度入学生以降の方はコロナ禍のため難しいかもしれません。)
4、40歳だから逆に貴重な存在?
こちらからすると「40代で馴染めるかな。」と不安に思ってしまいますが、クラスメイトからすると逆に「40歳」が珍しかったりするものです。
40歳と言っても職場の上司ではなく先生でもなく、ただのクラスメイトなので特殊(不思議)な存在だと思います。
そのおかげもあってか珍しさついでにいろいろなクラスメイトが話しかけてくれました。
こちらがあまりにも消極的だと難しいかもしれませんが、上記の「1」や「2」など実践していけばコミュニケーションを取ってもらいやすい環境が整うと思います。
「40代」だからこそ相談やアドバイスが欲しいというコミュニケーションは結構ありました。
例えば、アルバイトの相談(辞める理由、辞め方)とか、仕事の悩み相談、恋愛相談などなど。
そんなところからも仲良くなっていく事ができました。
その他には、最年長ということもあり、クラスを仕切ったり、クラス内の困りごとを教員に交渉したり、課題提出が危ないクラスメイトを手伝ったり、個別の相談に乗ったりと、様々なことをしながら学生生活を送りました。
ですので、「40代(30代)だから不安」という気持ちもあるかとは思いますが、実際には逆に40代(30代)だからこそ頼られることもありますので、その点は安心感を持って入学を検討されると良いと思います。
結局40歳は専門学校のクラスに馴染めるの?
結論、筆者としては十分馴染む事ができたと思っています。
上記のようなコミュニケーションを図り、壁を作らずオープンな姿勢で過ごしたことで、皆と仲良く2年間を送ることができたと思います。気がつけば他のクラスメイトや昼間部の学生とも親しくでき、先生方ともよくコミュニケーションが図れたと振り返りながら思います。
これから専門学校を検討される30、40代の方は、学生生活に馴染めるのか不安を感じられると思います。
しかし上記で紹介したように、心がけていけばきっと仲良くなっていけます。しかも大人だからこそ20代や10代に「頼られる」ことも多いです。頼られた時は、親切に応えてあげると信頼感もぐっと増すはずです。
クラスで楽しく過ごせれば授業や課題にもモチベーションが保たれますし、結果として優良な成績にもつながりプラスの連鎖となります。
こんな筆者でも、結果仲良く2年間過ごせたわけですので、みなさんもきっとうまくいくと思います。
以上ですが、今後の専門学校選びに参考になれば幸いです。
この記事を書いている人 - WRITER -
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また自身もデザインの専門学校に通学した経験から「40歳を超えて専門学校に通った経験」をまとめています。
そのほか、「旅行」、「鬼滅の刃」、「生活」、「戦国時代の武将や出来事」などについて紹介しています。
モットーはサザエの殻のように、ゆっくりだけど着実に大きくなれるよう人生を歩むことです!